実行委員長からのお願い

 

  国際ジェンダー学会会員のみなさま、また、非会員で国際ジェンダー学会2020年大会のプログラムに関心をもってくださった方、ここまでたどりついてくださって、ありがとうございます。今年は予期せぬパンデミック禍に見舞われ、いまだ経験したことのない自粛生活を余儀なくされております。第2波の到来が懸念されるなか、不安が消えることないままお忙しくお過ごしのことと思います。

 

  オンライン授業の対応だけでなく、さまざまな新しい生活習慣への対応を強いられ、疲労困憊な方が多くいらっしゃいます。酷暑のなかマスクが欠かせず、熱中症の心配も増大しています。まみなさまどうか、お身体にお気をつけて、なんとか乗り切ってまいりましょう。

  さて、2020年9月12日(土)・13日(日)に開催予定の国際ジェンダー学会2020年大会は、Zoomアプリを使用してオンライン形式で実施することになりました。 懇親会を除いて、例年通りのプログラムを実施いたします。また、総会も13日の午後に行う予定です。

  大会第1日目は、午前中に「個人発表1」と午後に「ラウンドテーブル」、「シンポジウム1」を予定しています。「シンポジウム1」では「『ジェンダーと交差性(インターセクショナリティー)』から新しい連帯を考える」をテーマに、地球規模での格差の広がりや多様性の尊重をふまえたうえでの連帯について考えます。

 

  2日目午前は「個人発表2」「個人発表3」です。午後は総会ののち、シンポジウム2「幸福のジェンダー学――宗教実践の現場からエンパワーメントを考える」を行います。国際ジェンダー学会ではあまり扱われることのなかった宗教とジェンダーというテーマに、しっかりと向き合いたいと考えます。

 

  実行委員会では、オンライン開催にあたって、セキュリティ面に最大限の注意を払う心づもりでおります。また、ご参加くださる皆様が利用しやすいシステムを構築したいと尽力しております。実行委員長をはじめ実行委員は、オンラインによる大会が支障なく開催され、各種の企画・実施者と個人発表者、参加者等が十分な満足を得られるようにオンライン技術の向上等に最大限の努力をいたします。

 

  各種企画・実施者の方々、個人発表者の方々、そして参加者のすべての皆さまには、この特殊事情を十分にご理解頂き、通常の大会以上に実行委員への協力と寛容な対応をお願いしたいと思います。実行委員会の側でもリハーサルなどの機会を設ける予定ではありますが、企画ごとや企画内の発言者のオンライン運営・発表の技術の習得も必要です。企画ごとや個人ごとにウェブ会議アプリ等の習得のために情報を集めて練習を行う等、どうか何とぞご協力をお願いいたします。  

 

 

国際ジェンダー学会2020年度大会実行委員長 江藤双恵